プリオン病研究に興味のある学生のみなさん、いつでもご連絡ください。

英国における牛海綿状脳症の大流行とそのヒトへの感染によって起きた変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の流行から約20年が経過した現在、感染頭数・感染者数は激減し、それとともにプリオン病研究者の数も減少してきました。しかし、もともとヒトにみられるプリオン病については、なぜ病気になるのか、どうしたら治療・予防できるのか、といった根本的な問題がほとんど解明されていません。その一方で、異常蓄積すると神経変性疾患を起こす多くの蛋白がプリオン蛋白と同様に細胞間あるいは個体間で感染することも近年報告され、これらが全て「感染性を持つ蛋白」という意味での広義のプリオンの範疇に含まれることも明らかになってきました。そういった意味では今後さらに重要性を増すこの研究分野で、自分のアイデアを生かし、将来のプリオン病研究をリードする若い人材を求めています。

入学試験についての詳細は東北大学医学部・医学系研究科Webサイトをご参照ください。